コンセプト

多くの開業獣医師は誰しも、"自分の診ている動物達を本当は夜間でも診てあげたい" そう考えています。
しかしながら、実際には昼間の診療で手一杯であり、夜間に対しては事実上対応がしきれないのが現実です。

昨今のペットブームや動物を飼える集合住宅等が増えたこともあり、都市部でも飼育される動物の数は増加傾向にあります。
それに伴い動物達が夜間に急に体調を壊したり、事故に遭うことも当然ながら多くなってきています。

夜間に大切なペットが体調を崩しても、掛かりつけの動物病院は開いておらず、電話も繋がらないため、仕方なく飼い主様が自ら夜間診療を行っている病院を探し当て診察してもらわなくてはなりませんでした。
ようやく見つけた病院で診察治療を受けても、その病院と掛かりつけの病院の主治医が連絡を取り合ったり、報告をするようなシステムも整備されていませんでした。
そのため飼い主様は後日、改めて掛かりつけの病院を訪れ主治医の診察を受けるのですが、他の夜間救急病院での診察結果や治療報告がないので改めて検査を受けなければなりません。
その検査を行うことで体調の悪いペットの負担も大きく、また治療費も嵩むなど問題点も数多くありました。

そのような現状から脱却するため、東京東部地域の有志獣医師が意見を出し合って、地域の開業獣医師と連携を取る方式の夜間救急動物医療センターを開院することとなりました。
現在"ひがし東京夜間救急動物医療センター"は勤務獣医師4名、勤務看護師4名が診療を行っており、また周辺の会員獣医師21名が当番制で診療の補助を行い、様々な相談を受けております。

診療件数は1日平均7~8件、多い日は十数件という日もあります。
診察内容は、発熱・下痢・嘔吐・爪が折れた等の比較的症状の軽いものから緊急を要する一時入院まで対応しております。
検査機器は、デジタルレントゲン装置、超音波画像診断装置を完備し、血液血球検査、生化学検査、炎症マーカー検査等の機器を取り揃えて迅速に検査を行って診断いたします。
緊急を要する心臓病や呼吸困難などの症例には、合計3台のICU装置を完備しております。
また、交通事故、尿閉、胃捻転、帝王切開などの緊急を要する外科手術にも迅速に対応しております。

診察後の検査結果資料や治療報告はFAX、または直接飼い主様にお渡しいたしますので、翌日掛かりつけの病院にお渡しいただき、継続治療や今後の予防に役立てていただけることと思います。

動物と飼い主の皆様が夜間、安心して過ごせるように”ひがし東京夜間救急動物医療センター”は365日万全の体制で待機しております。
もしも、夜間のペットの体調が悪くなり主治医の先生と連絡が取れないときは当センターにお問い合わせの上、御来院くださいますようお願い致します。